ゼロからはじめる仏教に学ぶ「怒らない働き方」を川辺秀美さんに教わろう!!

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毎日の「仕事」は楽しいですか?

ストレス続きで「イライラ」が募っていませんか?

もう「ポジティブ思考」の自己啓発書なんてうんざりだ!!

そんな方にお薦めしたい1冊があります。

「怒らない働き方」

信仰心なくても「ゼロからはじめる仏教入門」

これまでも、「宗教書(特に仏教書)」に興味は持ってみたものの・・・

プロの「お坊さん」が書いたもので、いまいち実感できなかった!!

そんな要望に見事応えてくれるこの本をご紹介します。

「怒らない働き方~ゼロからはじめる仏教入門~」     (川辺秀美著、新潮新書、2012年)

著者は、出版社で「ビジネス書」の編集作業に携わっていた

「ビジネスパーソン」です。

仕事柄、「自己啓発書」に触れることも多かったようですが

「仕事」で活かすには、いまいちしっくりと来なかったようです。

「ポジティブ思考」だけでは、ますます苦しくなる一方・・・

そんな経験のある「ビジネスパーソン」の方は多いでしょう。

数々の「成功哲学書」からは、いかにも「稼ごうぜ!!」と

いうオーラが漂っていて嫌だなぁ、と思われた方も・・・

そこで、もう一度じっくりと腰を据えて仕事に取り組む

「モチベーション」をアップさせる秘訣はないかと、

「仏教書」を手にされた方もいると思います。

とくに「イライラ」するのを抑えたいと・・・

著者も、実社会での様々な「苦しみ」を経験しながら

独立後は作家活動の傍ら、高野山大学大学院で

本格的に「密教」を学び「苦しみから楽しみへの道」

開眼されたようです。

そこで、今回は同じような「苦しみ」を経験されている

「ビジネスパーソン」の皆さんに参考になるかと、

この本を取り上げさせて頂きました。

まずは「苦しみ」を見据えることから・・・

仏教では、まず自分自身の中に住まう「苦しみ」を見据えることから

「修行」が始まります。

どこから「苦しみ」がやってくるのか?

すべては、「自分の心のあり方次第」

そこに気付いていく作業を日々積み重ねていきます。

で、「苦しみ」の大本は何か?

「貪・瞋・癡(とん・じん・ち)」

つまり、「むさぼりと怒り・妬み・愚痴とおろかさ」です。

これを、仏教では「三毒」といい

中でも「愚痴る」ことを最悪なものとしています。

なぜなら、愚痴は「怒りの種」となるからです。

むさぼることは、「小欲」にこだわって

「もっともっと・・・」と際限なく続く苦しみであります。

おろかさは、自分の心の暗さ(無知・無明)に気付かないこと

を意味します。

では、どうすれば「明るく楽しく」生きることができるのでしょうか?

それは、「この世」そのものが「苦しみに満ちたもの」だからではなく、

「自分の心が暗闇に閉ざされていて」気付かないために「苦しい」のだと

認めるところから始まります。

それが、「苦しみから楽しみに至る第一歩」です。

「イライラ」しない生活を実現していくために・・・

著者は、この本の中で様々な寺社仏閣での「修行体験」を踏まえて

仏教を「体感・体得」することから始めようと語っています。

管理人も、同感します。

著者の場合は、「豊川稲荷」での体験を皮切りに

直接経験から「身体」を通じた仏教体験だったようです。

それが、後に「身(身体)・口(言葉)・意(こころの働き)」を

一体化して重視する「真言密教」との出会いにつながったのでしょう。

もともと「ブッダ」は、この三つの一体化を大切にしていました。

ところが、後世の「お弟子さん」が「ブッダの教え」を経典などに

まとめていく作業の過程で、「言葉」に比重が置かれて、次第に

「身体とこころの働き」が軽視されていった経緯があります。

そのため、観念化・形骸化が進み「国家の存立」すら危うく

なってきました。

実際に、このために「インド」から仏教は消えていくのです。

そして、仏教は本場インドから中国・朝鮮を経て日本において

「本格的な仏教文化」が花開くのです。

いわゆる「大乗仏教」の伝来です。

ここで、「聖徳太子」という方に触れておくと

「仏教の取り入れ方」がうまかったなぁ、ということです。

本場インドのように国が滅びることもなく、中国・朝鮮のように

一部の上層(特権)階層や社会から脱落した階層だけに浸透するという

極端な「受け入れ方」でもなかったところに、

日本仏教の「特異性・独自性」があるということです。

日本の学者は「日本仏教は堕落した!!」などと偉そうに語っている

方もおられますが、管理人はこれでよかったと思います。

「現世利益」を取り入れること・・・

著者も語っているように、むしろこれこそ「苦しみから楽しみへの転換」

だということです。

なかでも、行基さんや空海さんの活躍はすばらしいものがあります。

役行者さんの「修験道」にも神道・道教・仏教と「現世利益思想」

導入されています。

このように、本来「仏教」とは「葬式仏教」のように抹香臭いもの

ではなかったのです。

著者もこの本で語っているように、一人一人にあった

「仏教式トレーニング」を生活に取り入れてみることを

お薦めしています。

「出来る範囲でいいのです」

また、著者は自分なりの「念持仏」を持つのもよいし、

「お気に入りの寺」などで「週末仏教体験」をしてみる

ことなども提案されています。

「怒らない働き方はイライラしない生活から」

まずは、普段から「イライラ」の要素を徐々に少なくしていく

生活習慣を作ることから始めましょう。

「マイナスイメージ」を少なくしていく習慣を作ることが大切です。

なお、「怒らない」工夫を学びたい方へ、

『今日から「イライラ」がなくなる本~3日間で「怒らないコツ」が身につく!~』

(和田秀樹著、三笠書房、知的生きかた文庫、2011年)

『「おさまらない怒り」を消し去る方法』

(菅原圭著、KAWADE夢新書、2012年)

「怒るのをやめると奇跡が起こる」

(佳川奈未著、講談社+α文庫、2014年)

さらに、「ブッダ」の教えについて学びたい方には、

「図解でわかる!ブッダの考え方」

(一条真也著、中経の文庫、2012年)

「手塚治虫のブッダ~救われる言葉」

(手塚治虫著、光文社知恵の森文庫、2007年)

「手塚治虫のブッダ~いかにして救われるか実践講座」

(手塚治虫著、監修/手塚プロダクション、光文社知恵の森文庫、2014年)

をご紹介しておきます。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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