「文学・心理学」の記事一覧

フランシス・フクヤマ著『人間の終わり~バイオテクノロジーはなぜ危険か~』謎のウイルス禍に遭遇して集団発狂に陥った人類を救出する手立てとは?

フランシス・フクヤマ著『人間の終わり』 前世紀末、世界に波紋を投げかけた『歴史の終わり』で 話題になった論客による名著が歳月を経て甦ります。 本書は人類の飽くなき進歩的願望欲求がもたらす帰結について 予言型考察を通じて提起した衝撃的論文。 人類は古来から未知のウイルスと共生してきた中、 生物と非生物との連続性や差異に関する驚異的知見を積み重ねてきました。 今回はこの本をご紹介します。

ジョナサン・ハイト著『社会はなぜ左と右にわかれるのか』コロナ禍長期化によって推奨される非接触型社会が誘発させる分断対立感情を乗り越えるための道徳心理学入門書

ジョナサン・ハイト著『社会はなぜ左と右にわかれるのか』 本年はコロナ禍とともに世界各国で様々な分断対立現象が 際立った世界史的転換期でした。 日本ではいわゆる大阪都構想を巡る住民投票での拮抗現象。 米国大統領選挙を巡る大混乱劇。 香港を始めとする世界各地での専制独裁支配からの脱却を巡る 民主化闘争劇など。 今回はこうした対立を乗り越えていくための知恵を 道徳心理学の知見に学ぶことにいたします。

金森修著『病魔という悪の物語~チフスのメアリー~』<集団免疫獲得>と<抗体ワクチン完成>とのはざまで誰もが発症可能性ある無症状病原体保有者という名の恐怖差別感情に対する冷静な付き合い方を学びましょう!!

金森修著『病魔という悪の物語~チフスのメアリー~』 新型コロナウイルス感染騒動が続く中、 社会活動が再起動へ。 人々の移動交流も再び活発化していく中で ウイルスと共生進化してきた人類という知見による ウィズ・コロナという標語とともに 一連の感染症と賢く付き合いながら正しく恐れる必要性も 少しずつ認識され始めてきているようですが・・・。 群集心理恐慌の壁にご注意を!! 今回はこの本をご紹介します。

デヴィッド・スタックラー&サンジェイ・バス著『経済政策で人は死ぬか?』緊急事態宣言<自粛要請>解除に伴う気の緩みムードを警戒せよ!!

デヴィッド・スタックラー&サンジェイ・バスによる 『経済政策で人は死ぬか?~公衆衛生学から見た不況対策~』 連休明けあたりから徐々にコロナ防疫対策と経済活動再開との両立路線を 模索する提言が世論を大きく動かしてきています。 この志向性が成功するためにも過去の歴史的教訓を踏まえた 必要十分条件を押さえておく必要があります。 『コロナ禍前に戻すな=緊縮志向から脱却』 今回はこの本をご紹介します。

笹原和俊著『フェイクニュースを科学する』<事実に基づく報道>という名のフィルター加工情報の信憑性の見極め方とは!?

最近皆さんもフェイクニュースやポスト真実の時代だとかいった 言葉を頻繁に耳にされるようになったのではないでしょうか? そのたびにそもそも事実や真実とは一体いかなる存在なのだろうかと 素朴な疑問を抱かれることも多くなってきたのではないでしょうか? そこで今回は情報ネットワーク理論の最新版として 次第に注目されつつあるという<計算社会科学>の観点から アプローチしていくこの本をご紹介します。

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