「歴史・地理」の記事一覧(2 / 7ページ)

先崎彰容先生の「ナショナリズムの復権」人間の深層心理面から再考するナショナリズム論!?

「ナショナリズムの復権」 『違和感の正体』などの著作で、 今話題の若手思想史研究者である先崎彰容先生による ナショナリズム再考論です。 「愛国心は、ならず者の最後の砦」(サミュエル・ジョンソン) などと、とかく否定的に解釈されがちなナショナリズムですが、 その当否を問わず、一度は、自らの胸に手を当てて 真摯に再考してみたいものです。 なぜなら、深層心理が絡むから。 今回は、この本をご紹介します。

熊野純彦先生の「和辻哲郎~文人哲学者の軌跡」<あいだ>分析から発展した人倫哲学を読み解く!!

「和辻哲郎~文人哲学者の軌跡~」 一般人の間にも広く読み継がれてきた 『古寺巡礼』などの名著で知られる 和辻哲学を熊野純彦先生が解説された入門書です。 人間は、世界内存在(ハイデガー)と定義されて 語られることの多い存在ですが、良くも悪くも <あいだ>を通じた複雑な交通によって、 生成されていく生物であります。 その<あいだ>から立ち上がってくる人倫とは?? 今回は、この本をご紹介します。

細田晴子先生の「カストロとフランコ~冷戦期外交の舞台裏」単純な世界観に抵抗する偉大な独裁精神とは??

「カストロとフランコ~冷戦期外交の舞台裏~」 在スペイン日本国大使館などに勤務されたご経験のある 元外交官の細田晴子先生が、東西二極構造で対立を 深めていったとされる、公式冷戦期史観に挑戦された 好著です。 単純な政治的世界観に拘束されずに生き残った スペインとキューバを主軸に、今後の未来政治経済に 活用できる知恵を学びましょう。 「独裁(者)って、悪人なの!?」 今回は、この本をご紹介します。

與那覇潤さんの『中国化する日本~日中「文明の衝突」一千年史』媚中でも嫌中でもない世界史から見た日中史論とは!?

『中国化する日本~日中「文明の衝突」一千年史~』 世界史的視点を持った若手の歴史学者である 與那覇潤さんが、新たな歴史観としての「中国化」という 観点から日中史を読み直します。 近現代史だけに焦点を合わせた歴史観では、 いわゆる「媚中派」や「嫌中派」といったレッテル貼りに 終始するだけで生産的な議論も実りません。 また、脱西洋史中心の世界史の見方もユニークです。 今回は、この本をご紹介します。

諸富徹先生の「私たちはなぜ税金を納めるのか~租税の経済思想史」今一度、「代表なければ課税なし!!」の意義を確認しよう!!

「私たちはなぜ税金を納めるのか~租税の経済思想史~」 諸富徹先生が、世界の租税史から見た国民経済思想の変遷や、 今後の国際経済における課税政策の動向などを、 解説されています。 先週末に、「伊勢志摩サミット」が閉幕しました。 サミット前からも総理ご自身の発言内容に 注目が集まっていましたが、意外な結末で、 驚いておられる方も多いことでしょう。 消費増税再延期!? 今回は、この本をご紹介します。

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