「精神病理」の記事一覧

フランシス・フクヤマ著『人間の終わり~バイオテクノロジーはなぜ危険か~』謎のウイルス禍に遭遇して集団発狂に陥った人類を救出する手立てとは?

フランシス・フクヤマ著『人間の終わり』 前世紀末、世界に波紋を投げかけた『歴史の終わり』で 話題になった論客による名著が歳月を経て甦ります。 本書は人類の飽くなき進歩的願望欲求がもたらす帰結について 予言型考察を通じて提起した衝撃的論文。 人類は古来から未知のウイルスと共生してきた中、 生物と非生物との連続性や差異に関する驚異的知見を積み重ねてきました。 今回はこの本をご紹介します。

ジェーン・ハーリー著『滅びゆく思考力~子どもたちの脳が変わる~』<スマホ脳×コロナ脳×バカの壁>に侵される時代だからこそ再評価したい古典的名著

ジェーン・ハーリー著『滅びゆく思考力』 デジタル社会がますます激しく進展してゆく流れの中で 不安な思いに駆られる日々をお過ごしの方が大半だと推察します。 『スマホ脳』が話題書となったり、コロナ禍を機にさらに信憑性の乏しい情報が 世界を駆け巡るなど人類の知的環境も大きく様変わりしてきています。 そんな時代には古典を読んで今後の道を探ってみたいものです。 今回はこの本を紹介します。

『中井久夫との対話~生命、こころ、世界~』中井久夫先生の精神医療思想知見から心の安らぎへと至るヒントを探ります!!

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『中井久夫との対話~生命、こころ、世界~』 本書は共著者である村澤真保呂/和多里氏のお父上と 中井久夫氏にご縁があったことから成立した対話「断片」記録集と 中井思想概略と精神医療知見解析から成る「簡約」集。 この著名な精神科医によって獲得されてきた知見を素材に 皆さんとともに心の安らぎへと至るヒントを探究していきます。 キーワードは「内なる自然」と「宇宙」です。 今回はこの本をご紹介します。

丹羽敏雄先生の『数学は世界を解明できるか』人類は世界をどのように認識してきたのかを振り返らせてくれる<数学的世界解析論>

丹羽敏雄先生の『数学は世界を解明できるか~カオスと予定調和~』 人類は有史以来この世界をどのように認識しイメージ形成を 図ってきたのでしょうか? 一見すると混沌に満ち溢れた世界に一定の秩序感を与えたい。 それは人類の世界内における存在的安心感を強く切望する 本能的心理に由来するものでしょう。 もし、未来動向を確実に数学的に予想できる可能性が 一抹でもあれば・・・ 今回はこの本をご紹介します。

ラース・スヴェンセン氏の『働くことの哲学』<弱くても勝てます!!>労働生活はどこまで実現可能でしょうか?

『働くことの哲学』 世界中で読み継がれている話題作『退屈の小さな哲学』で 著名なノルウェーの哲学者ラース・スヴェンセン氏による 労働(仕事)論です。 現在、日本でも様々な<働き方改革>に関する話題が 盛り上がりを見せていますが、 どうもイマイチ哲学的議論にまで発展する深みがないようです。 なぜなのでしょうか? 対象者がいわゆる上層サラリーマンに偏りすぎているから? 今回は、この本をご紹介します。

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