「歴史・地理」の記事一覧(5 / 7ページ)

小塩節先生の「トーマス・マンとドイツの時代」を読み、人間精神への動揺に対する免疫力をつける知恵を学ぼう!!

「トーマス・マンとドイツの時代」 かつて、駐西ドイツ日本国大使館公使も 務められた小塩節先生が、20世紀ドイツを 代表する文学者「トーマス・マン」を紹介しています。 19世紀から20世紀にかけてのドイツは、世界人類史 における「壮大な実験場」でした。 後進国の悲劇は、同じく東洋における日本にも 影響を与えてきました。 「トーマス・マンとドイツの時代」を読むことで、 「時代の転換期と人間精神の動揺に・・・

小林道憲先生の「歴史哲学への招待~生命パラダイムから考える」歴史とは、複雑な網目にある結節点から生起してくる事象!?

「歴史哲学への招待~生命パラダイムから考える~」 小林道憲先生が、「複雑系仮説」のアイディアの下、 有機的生命体になぞらえた「あらたな歴史哲学」に 挑戦されています。 歴史は、単線的・直線的、機械的・目的的にも 進歩発展するような現象ではない。 複雑な網目模様の中に多数存在する結節点において、 各事象の相互関連作用により生起するのが、現実の歴史である。 今回は、この本をご紹介します。

アイザック・アシモフ博士のシミュレーション「西暦3000年の人類」を20数年ぶりに読んで・・・

「西暦3000年の人類」 SFや一般向け科学啓蒙書などで 日本でも親しまれてきたアイザック・アシモフ博士 が、今から20数年前のお亡くなりになる直前に 私たちに残して下さった「遺作」です。 管理人も子どもの頃に多大な影響を受けた博士の 「シミュレーション」は、今読んでも驚異的な 問題意識を抱かせてくれます。 博士の警告は、年々歳々厳しさを増してきているようです。 今回は、この本をご紹介します。

渡辺京二さんの「幻影の明治」は、近代日本の深層心理を分析した好著です!!もう一つの「独立自尊への道」を探ろう!!

「幻影の明治-名もなき人びとの肖像」 「逝きし世の面影」「黒船前夜」などで 独自の「歴史叙述」をされてこられた 渡辺京二さんが、今回は「明治近代日本」の 深層心理を分析されています。 私たちは、未だに「近代日本とは何だったのか?」に ついて消化しきれていないようです。 21世紀に入って、ますますグローバル化が進展していく中で、 身近な個人生活の領域にも大きな影響を与え続けています。 今回は、この本・・・

野田宣雄先生の「二十一世紀をどう生きるか」を読もう!!「混沌の歴史」のはじまりにいかに希望をたぐり寄せるか??

前回に引き続き今回は具体的な 「21世紀型生存術」を考えていこうと思います。 再び、「中世」へと回帰していく21世紀・・・ これは、どうも世界的に共通する状況です。 複雑な学問やそこから堅固に構築されてきた諸制度も 今や「原点」に立ち返り、すべてを根底から見直さなければ ならない時期のようです。 「他力の時代」が一時期流行しました。 「自力」による生き方が困難になれば、人は何を頼りに 生き抜く指針・・・

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