大きな空のような円い心で!!早坂暁さんと巡る「円空の旅」  元気だしていこう!!

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「大きな大きな広き円い心」

江戸時代の遊行僧「円空さん」

彼の生きた時代は、爛熟した「元禄の世」

天下泰平とともに「貨幣経済」が急激に浸透してきた時代です。

現在に似て、世が大きく移り変わる裏には「格差社会」が

静かに進行しつつありました。

「悲しい浮き世」

人は旅に生き、旅に死ぬのに憧れます。

「人生は旅である」とはいえど、何を求める旅でしょうか?

今回は、この本をお届けします。

「円空の旅」(早坂暁著、佼成出版社、2012年)

早坂暁さん(以下、著者)は、愛媛県で生まれ

「遍路の心」とともに育たれたようです。

著者は、数々のテレビドラマや映画などの脚本を手がけられています。

最近は、「円空仏」が人気のようです。

力強い鉈彫りに柔和な顔立ち・・・

あるいは、憤怒に満ちた顔立ち・・・

そこに共通するのは「慈悲の心」

多くの人が「円空さん」を慕ってきました。

管理人の敬愛するシンガーソングライター「河島英五」さんも

そのお一人です。

さて、管理人と「円空さん」の本格的な出会いは去年からです。

退職日翌日(4月1日)に訪れたのが、

奈良県天川村にある「栃尾観音堂」「天河大弁財天社」でした。

ここに、「円空仏」がひっそりと鎮座されています。

桜の美しい時期で、これから「独立」という荒海に漕ぎだそうとする前に

訪れておきたかったのです。

その後、大阪松竹座にて襲名後初となる市川猿之助さんの

「スーパー歌舞伎Ⅱ 空ヲ刻ム者-若き仏師の物語-」を

観劇して小豆島への「お遍路」へと旅立ちました。

この年から「仏像彫刻」を始めたので感慨深いものがあります。

その年は、同じ関西にある奈良県の「松尾寺」「法隆寺」と巡り

年末年始にかけて「円空さん」ゆかりの地である岐阜県へ

「円空さんの心」とともに旅した一年でした。

それゆえ、これから人生を再出発される皆さんにも「円空さんの心」

をお伝えしたくて、この本を取り上げさせて頂きました。

なお、2012年にはドキュメンタリー映画「円空-今に生きる-」

上映されていたようですね。

円い心で空のように大きく生きる!!

そんなこんなで、この本で「事前予習」してから

「円空仏」を巡る旅が始まりました。

「円空さん」が仏像を彫り始めたのは、32歳の頃と

されているようです。

そのきっかけが、諸説あるも

幼い頃に木曽川での「水難事故」で母親を亡くしたことが

原因だとされているようです。

母親の「鎮魂供養」

さらに、そのような「個人的な原因」だけが目的でもなく

より大きな慈悲心をもって「衆生救済」するという「大欲」を

お持ちであったことが、数々の「円空仏」から推測されています。

生涯に彫った数は、なんと「12万体」と言われていますが

現存するのは「ごくごく一部」です。

関西では、冒頭でご紹介した他にわずか数体しか見られないようです。

奇しくも、管理人も11年前に「海難事故」に遭っています。

そのことは、前にも当ブログにて語らせて頂いたとおりです。

『「内向型人間」の救世主「本多信一先生」に困難な時代を生き抜く知恵を授かる!!』

そんなこともあって、「円空さんの心」が何となく理解できるような気もするのです。

そのためか、「円空さん」は「水に縁のある仏様」をたくさん彫っておられます。

「聖十一面観音」や「弁財天」「善女龍王」など・・・

また、何よりも「平和」を祈られた「円空さん」は

「和合の精神」を「歓喜仏」によって表現されています。

自らを「地蔵菩薩」になぞらえ、56億7000万年後に「弥勒仏」が

地上に現れるまでの「大願」も込めて多くの仏像を彫っていきました。

その「平和を祈る心」は数々の和歌にも詠まれています。

平和への祈りを込めて・・・

「円空さん」は美濃国(岐阜県)出身です。

白山や伊吹山に囲まれた険しい地形に、古来から

「大洪水」による河川の氾濫も多かった厳しい地域で

生まれ育ちました。

皆さんも「円空さんの心」に触れるには、直接旅して確認されることを

お薦めします。

美濃国といえば、古来から「天下分け目の紛争地帯」

関ヶ原では、多くの戦闘が起きました。

「美濃国を制する者は、天下を制する!!」

かの斎藤道三や織田信長もこの地にこだわりました。

現代日本においても重要な「物流拠点」でもあります。

そのような大きな意味を持った地域で過ごしたからでしょうか?

「円空さん」の「平和を祈る心」には強いエネルギーを感じます。

21世紀になっても、日本だけでなく地球上で悲しい出来事が

日常茶飯事で起こっています。

「円空さん」は、聖徳太子を尊敬されていました。

なんといっても「救世観音」

出家後に、正式なお坊さんの資格を受けたのも「法隆寺」でした。

実は、「円空仏」のある「松尾寺」も元々は「法隆寺」の末寺だったと

聞いたことがあります。

「円空さん」ゆかりのお寺は、だいたい「修験道系」の香りがします。

「円空さん」は、すべての神仏を尊ばれたようです。

管理人も、誰よりも「平和を愛する」人間です。

これからも「円空さんの心」を胸に抱いて、良き書物の紹介とともに

皆さんとともに歩んでいきたいと願っています。

「円空讃歌」

~円(まど)かなる 水のこころを 胸にだき 大地を守る 空のこころで~(管理人)

なお、「円空さん」について知りたい方へ、

「円空~微笑みの謎~」(長谷川公茂著、新人物往来社、2012年)

「円空仏入門」(小島梯次著、まつお出版叢書、2014年)

「歓喜する円空」(梅原猛著、新潮文庫、2009年)

「伊吹山の女神と円空の生い立ち-夢現物語」(加古藤市著、自費出版?、1988年)

特に、最後の本は旅からの帰りに名古屋の古本屋で入手したもので好著です。

お子さん向けにも読みやすい文体で「絵本」のように「円空さん」の母親への想いなどが

ストレートに伝わってきて良かったです。多分、「自費出版」で少部数だと思いますので

入手は困難かもしれませんが、「アマゾン」か図書館などで探してみて下さいね。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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