長沼毅先生の「宇宙がよろこぶ生命論」から「宇宙人としての人間」を実感してみよう!!

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「宇宙がよろこぶ生命論」

人間は、知的生命体として「この宇宙」で

進化発展してきました。

最近の宇宙物理学によると、私たちが実際に

確認できる宇宙は、極々僅かだそうです。

生物=生物体とはいうものの、人間ほど

「ややこしい生き物」もいないようです。

地球生命体の中の人間とは、この宇宙において

一体いかなる存在か?

「宇宙人としての人間」を考察することで、

未来のあらたなる「宇宙創生」を考えてみましょう。

今回は、この本をご紹介します。

「宇宙がよろこぶ生命論」                (長沼毅著、ちくまプリマー新書、2009年)

長沼毅先生(以下、著者)は、ユニークな生物学者です。

生物海洋学・微生物生態学を専攻され、「深海生物」など

変わった生命体の探索に情熱を傾けられています。

1961年、人類初の宇宙飛行の日に生まれたことから

幼少時より「地球外生命体」に憧れたようです。

実際に、宇宙飛行士の試験まで受けましたが、残念ながら

結果は「不合格」

そのことで、諦める著者でないところが勇気を与えてくれます。

それなら、別の形で誰も確認したことのない「地球上の未発見生物

=別の宇宙人」の探索から「生命の神秘」について逆探査しようと

思い立つところが、素晴らしいです。

「宇宙生物学」

今や、生物学の探索領域は地球外にまで拡大しているようです。

片や、地球上では人類も含めて「生命の神秘」には未解明の部分も

多く残っています。

「人間も小宇宙」

しかし、このことが同時に「宇宙探索の限界」でもあるようです。

自己言及はできないからです。

それでも、著者は果てしない旅を続けます。

「しなかった後悔よりも、した後悔の方が生きるに値する」と・・・

そんな「宇宙論と生命論の幸福な融合」を私たちも著者について

追体験してみたいと思います。

そこで、今回はこの本を取り上げさせて頂きました。

宇宙は語られることを喜んでいる!?

宇宙の中で、人類は「特異な存在」であるようです。

人類以外にも、意識を持った生命体はいるようですが

「言語」をもって世界を語ることのできる知的生命体は、

今のところ他に地球上には存在していないようです。

これまでの、宇宙物理学によると確認できた世界は「たった4%」

正確を期すると、宇宙全体の物質とエネルギーのうち私たちの

知りうる物質が4%だそうです。

残りは、73%のダークエネルギー(未知のエネルギー)と

23%のダークマター(未知の物質)とされています。

つまり、私たちは「知らないことだらけ」なのです。

ここで、面白いのはエネルギーよりも物質の方が少ないという

観察結果ですね。

逆から考えると、確認された4%の物質を観測した人間は

どのように構成されているのか?

というところが気になるところです。

物理学でも、これまで何度もご紹介してきた量子力学における

「観測者問題=世界の見え方は観測者の主観次第」という

「認識の限界問題」がありますが、宇宙(世界)内存在である

人間自身を自ら観察することは不可能だということです。

ここで、視点を変えてみます。

これまでの生物学などの知見から、人間も生命体であることから

「物質とエネルギー」で構成されていることは解明されています。

そして、自然界では「エントロピーの法則(そのまま放置していくと

無秩序になっていく)」が働くことから、人間も適度にエネルギーを

充電させないことには、死んでしまいます。

また、いのちの「なりたち」と「はたらき」についても

未解明の部分が多いようです。

このことは、前にも当ブログで語ったことがあります。

先程に、人間は「物質とエネルギー」によって構成されていると

語りましたが、物質は当然変化していきます。(つまり、老化現象)

では、残りのエネルギーは?

ここに、「心や魂、意識」といった広大な未開拓地があります。

物理学における「エネルギー保存の法則(物質の前後変化において

総体的な質量は変化しない)」と「エントロピーの法則」

これを、あてはめると「死後の人間はどこに行くのか?」

非常に興味深い事例が浮かび上がってきます。

「人間は、死んだら終わりで何もかもなくなるのか?」

いや、むしろ「元いた場所(宇宙)に帰還して、またいつの日か

何らかの形で宇宙に再現されるのか?」

20世紀までの、古典物理学では「唯物論」に偏ってしまうため

ここの領域は「宗教の解釈」に委ねられていました。

しかし、21世紀ではもはやそのような「消極的な解釈」は

消滅していきそうです。

むしろ、科学の発達のおかげで解釈は選択出来ることが判明してきたからです。

やっと、「人間は死んだら終わりではない!!」ということが

科学的に語られる時代が来たようです。

このことは、人類に大きな希望を与えます。

現在まで「霊界」のことも未解明でしたが、物理学的に解明出来るかも知れません。

「エネルギーの強弱」により、死後も「霊体」として残り続ける。

これこそ、あらたな「宇宙生命体」としての存在です。

つまり、「この世」における生き方次第で来世(仮に死後の世界をこう表現しておきます)

における「位置エネルギー」が変化するということです。

また、物理学では光の性質も判明してきたことから、これまで「宗教界」で

イメージされていた時空感覚や階層構造(例:観無量寿経阿弥陀経など)も

より物理学的にイメージしやすくなります。

これは、迷信や俗信から身を守ることにもつながりますし、かえって納得しやすく

なるので「生き方にも積極性が出てくること」につながるようです。

「宇宙それ自身は、進化し続けている!!」

「人間も宇宙も形は変えてもいつまでも永遠に生き続ける!!」

そのイメージを「夜空の星々」で想起すると、何と明るく希望に満ちた

「宇宙観=生命観」でしょうか?

これが、管理人の「宇宙は語られることを喜んでいる!?」の私見です。

生命の発生は、必然か偶然か?

著者も語っていますように、このことも現段階では分かりません。

そんな「謎に満ちた生命=宇宙」って何だか愛おしい存在ですね。

著者も「生物の定義」にこだわっていますが、一般的に生物の三大特徴は

「増殖」「細胞膜」「代謝(エネルギーの取捨選択と循環運動)」と

されているようですが、著者は「増殖」と「細胞膜」を必須としない

「生物」をイメージされているようです。

さすがに、著者は「地球生命体仮説(ガイア理論)」までは主張しきれない

ようですが・・・

「生物とは何か?」

これは、世界観に対する度量の大きさを試すものだと思います。

「にわかには信じがたい生命体をどこまで認めるか?」

著者は、あくまで科学者なので「世界観の解釈」についての言及までは

慎重に避けておられるようですが、「宇宙を多元的に解釈すること」は

容認されています。

ただ、これも「生身をもった人間」の認識の限界。

著者も、多宇宙にある他宇宙と「この宇宙」・・・

とりあえずイメージできる「この宇宙」を大事にしたいと語られています。

~宇宙に満ちる生命と 宇宙にたったひとつの生命と~

というように・・・

管理人も含めて、とりあえず今は「この世(宇宙)」で生きていますので

ここを「居場所」として日々大切に生き抜きましょう。

でも、生前からこのような「壮大な宇宙交響曲」を奏でるイメージトレーニングを

しておいた方が、何だかワクワクしませんか?

この本には、そんな魅力的な「宇宙がよろこぶ生命論」を考える素材が豊富です。

難しい専門用語もありますが、そこは飛ばして頂いてよいと思いますので、

皆さんも、ご一読されながら是非「自分なりの宇宙がよろこぶ生命論」を

考えてみてはいかがでしょうか?

最後までお読み頂きありがとうございました。

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