「文学・心理学」の記事一覧(7 / 31ページ)

メアリアン・ウルフ氏の「プルーストとイカ~読書は脳をどのように変えるのか?」読字障害に対する新発見に学ぶ!!

「プルーストとイカ~読書は脳をどのように変えるのか?」 アメリカの小児発達学の専門家メアリアン・ウルフ氏が、 文字を読む(読書)という行為が、 人間にいかなる進化をもたらしたのか探究する書です。 人類の有する最大の道具が、「言語」であります。 「言語」を獲得する能力は、先天的な遺伝子に 組み込まれていなかったそうで、それ故、 読字障害も異常ではないといいます。 今回は、この本をご紹介します。

野坂昭如さんの「終末の思想」今だからこそ、食料の大切さと生きる意味を問うエッセーに耳を傾けよう!!

「終末の思想」 昨年暮れにお亡くなりになられた 直木賞作家にして元参議院議員など 生前多彩な活動をされた野坂昭如さん。 その野坂さんの最晩年の遺稿集です。 『火垂るの墓』などでも知られるように、 ご自身は、「焼跡闇市派」を標榜されるなど、 価値観が激変していく中での人間の悲喜劇を 詳細に描いた作品を提供されています。 今もっとも大切なテーマは、食(職)と死生観です。 今回は、この本をご紹介します。

佐々木孝先生の「ドン・キホーテの哲学~ウナムーノの思想と生涯」激動する世界情勢に生きる人間の精神的平衡を探るヒント!?

「ドン・キホーテの哲学~ウナムーノの思想と生涯~」 現代スペイン思想の紹介者として活躍されてきた 佐々木孝先生が、オルテガとも比較される ウナムーノの思想と生涯を通じて、 「ドン・キホーテの哲学」とともに探究されています。 現代ヨーロッパでは、英国のEU離脱問題などで 亀裂が生じていますが、このような激震から 今後の世界史と人間精神はどう揺れ動くのでしょうか? 今回は、この本をご紹介します。

木村敏先生の「からだ・こころ・生命」精神医学から臨床哲学へ!!「人間」は、関係ー境界線上に生きる有機体!?

「からだ・こころ・生命」 精神医学者として活躍されている木村敏先生の 思索遍歴の集大成が短編に集約された魅惑の論考集です。 「精神医学から臨床哲学へ」をモットーに、 日本の精神医学業界の閉ざされた世界観や人間観に 一石を投じられました。 「人間」は、「いのち」を有した「生きもの」ですので、 動態的考察が必要です。 ですが、現代精神医学は、「死体学」のような現状。 今回は、この本をご紹介します。

出光佐三氏の「マルクスが日本に生まれていたら」企業も国家も社会も人間も「信なくば立たず!!」

「マルクスが日本に生まれていたら」 出光興産の創業者にして百田尚樹さんの 小説『海賊とよばれた男』の主人公モデルとも される出光佐三氏の哲学思想を語った本です。 「本来の日本人に戻ろう!!」 そして、『「対立闘争観」の迷妄から覚醒して、 日々の仕事を通じた社会貢献に勤しもう!!』 真面目な勤労・勤勉が軽視されていく時代だからこそ、 学び直したい現代。 景気回復祈願。 今回は、この本をご紹介します。

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