「肩の荷」をおろして生きる!!上田紀行さんとともに考える「リラックス法」!!
そろそろ、「肩の荷をおろして生きてみたいな!!」
でも、世間体もあるし「やっぱり無理だよ!!」
そんな「あなた」に考えて頂きたいことがあります。
「人生は一体誰のものですか?」
他の誰でもない「あなたのもの」です。
「かけがえのない人間であるあなた」
もっと自信をもって生きてみませんか?
でも、その前にちょっと「肩の荷」をおろしてみましょう。
今回は、この本をお届けします。
『「肩の荷」をおろして生きる』 (上田紀行著、PHP新書、2010年)
「ストレスばかり溜まる毎日」
「人生まったくツイてない」
「何のために生きてるのか?」
なんて、日々「マイナスエネルギー」で
自分を必要以上に追い込んでいませんか?
そりゃ、誰しも「自分の人生は思うようになりませんよ」
でも、意識を切り換えるクセを日常に取り入れてみれば
どうでしょうか?
最初のうちは「一瞬」だけかもしれません。
でも、ある「コツ」をつかみ慣れてくれば
「あなたの世界は、完全に変わる!!」のです。
そのためにも、まずは視点を変えて「肩の荷」を
おろして参りましょう。
そこで、今回は著者の本を紐解きながらご一緒に
「肩の荷」をおろして生きていくための「下準備」を
しましょう。
「世間や他人のせいにしない」生き方
著者や管理人を始め多くの方は「社会システム」の問題を指摘します。
確かに、人間は「社会的生物」なので「社会システム」の影響を受けています。
しかし、その「社会システム」を根本で支えているのも私たちですよね。
残念ながら、「社会システム」を否定・批判すればするほど「袋小路」
に迷い込んでしまうようです。
そもそも何のために批判するのか?
誹謗中傷が目的ではないですよね?
世の中をよくするための「生産的・建設的な批判」だったはずですよね。
私たちは、その当初の目的を忘れて「批判そのもの」に心が
奪われてしまうようです。
人間の意識のクセですが・・・
それは、幼い頃からの「社会教育」で「自分対世界」というような
「分かりやすい二元的対立思考」による「世界観」を刷り込まれてきたからです。
「あなたのせいではないのです」
この「平面的・表面的な世界観のイメージ」を徐々に
「一体化・立体化したイメージ」へと転換していきましょう。
ここで「言葉の使い方の工夫」が必要となってくるのです。
「言葉の字面だけに囚われないこと」
「言葉のイメージや音声に意識を向けること」
「マイナスイメージ」を「プラスイメージ」に「上書き保存」する発声法。
空海さんは、「声字実相義」という本でこの「言葉の持つ不思議」を
探求されています。
内容は「非常に難しい」ですが・・・
管理人の拙い理解では、「言葉の持つイメージ・エネルギー」を体認しながら
使用する「言葉」を厳格に選んで生きていく、というイメージです。
「世間や他人のせいにしない」生き方はここから始まるようです。
「肩の荷」に押しつぶされないためには・・・
「言葉が現実を創造している」ということを考えるならば、
「社会システムも言葉が生み出したもの」だと理解されます。
そうすると、「自分の使用している言葉」を厳しく見直す必要が
ありますね。
「自分の発する言葉が、世界の一翼を司っている!!」
その「集合体が、現状の世界」です。
プラスとマイナスのエネルギーの差が、世界観を決定しています。
「世間や他人に振り回されない」ためには、自分から
「プラスエネルギー」を発信していけばよいのです。
互いに反するエネルギーは、反発しあいますが、
「プラスはマイナスを包み込む」性質があるようです。
なので、周りの「マイナス反応」に目を向けるのではなく、
自分の心の声を「プラス反応」にして自立していかなくてはなりません。
世間や他人のせいにするだけでは、「肩の荷」をおろすことなど不可能です。
かえって、「依存心を強めてしまう」だけです。
また、ことさら「マイナスとプラス」を対立する必要もないようです。
「光と影のバランス」こそが、大切なのです。
ですから、自分の心の「影」から目をそらさずに排除しないことです。
「社会=人工的な世界=低次元」とするなら、
「自然や宇宙=天然の世界=高次元」です。
「高次元は、低次元を包み込む」という物理の法則(天然の摂理)に
従えば、私たちはもっと意識を高めていけるはずなのです。
「肩の荷」をおろすとは、あくまで「下準備」です。
著者も結論的には、余計な「肩の荷」を一旦「そぎ落として」、
自分があらたに納得して選び取った「肩の荷」を背負い直すのが、
「理想の生き方」だと語っています。
現代社会は、「自由の拡大」をひたすら追求してきました。
そのため、背負いきれない程の「責任」に翻弄されているようです。
「自由の拡大=責任の拡大」でもあります。
ところが、人間が創造した「社会システム」は自動化していきます。
一方、個々の人間の「自由=責任」は「限定的」です。
そのため、誰もが「責任」を果たすことが出来なくなってしまったのです。
挙げ句の果ては、「責任のなすりつけあい」
これでは「本末転倒」です。
よって、人類は己の「分限・分際」を超えないように「生き方」も
調整する必要がありそうです。
「足りないのではない!!」
「自分がすでに満ち足りていることに気付いていないだけ!!」
このことを「胸に懐いて」生きていきましょう。
さすれば、あなたも無理せずに「肩の荷」をおろすことが出来るでしょう。
なお、著者の別著として、
「かけがえのない人間」(講談社現代新書、2008年)
空海さんの「言語論」を知りたい方へ、
「即身成仏義」「声字実相義」「吽字義」
(空海著、角川ソフィア文庫、2013年)
※ これ1冊で「三大言語論」が理解できるという
お得な本です。
『空海の哲学「声字実相義」』
(北尾克三郎著、プロスパー企画、2007年)
「個人論」について、
「私とは何か~「個人」から「分人」へ」
(平野啓一郎著、講談社現代新書、2012年)
「空白を満たしなさい」
(平野啓一郎著、講談社、2012年)
※ 近年の「アバター」や「ネット社会考察」から
生まれた「新たなアイデンティティー論」です。
特に、30~40代の方にお薦めです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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