中島たい子さんの縁起物小説「ぐるぐる七福神」を読んで、生きる勇気をもらおう!!

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「人と関わるのが怖い!!」

「生きるのが苦しい!!」

「最近、景気が悪いなぁ!!」・・・

そのような思いをもったすべての方へ

お届けしたい「縁起物小説」があります。

七福神には、不思議な力があります。

皆さんも、「七福神」のように

楽しくなって元気が湧き出る人生を

歩いてみませんか?

「七福神」は、「出会い」や「本当の豊かさ」

について様々な知恵を授けてくれます。

「中島たい子ワールド」にようこそ。

「ぐるぐる七福神」(中島たい子著、幻冬舎文庫、2014年)

小説のあらすじは、「恋人なし、趣味なし」の独身OLが

ある日、職場の同僚の一言「趣味ってありますか?」という

問いに「七福神巡り」と適当に答えたところから予想外の

展開になっていきます。

主人公は、過去の人生経験から

「人に関わることが、無意識に人の人生を狂わせる」

ということに「トラウマ」をもってしまい、職場でも

「あまり意識して人に関わろうとしない」毎日を過ごしていました。

そのような時に、学生時代の友人から「元カレの消息」

について聞かされ、胸に想いを秘めながらも

「七福神巡り」を経る過程で、その「行方」を辿っていきます。

そして、最終的には「生きる意味」について主人公なりの

答えを見つけていくというストーリーになっています。

この短編小説には、現代の人間事情がうまく取り込まれており、

今を生きるすべての人間への「力強い応援メッセージ」が

読み取れましたので、この本を推薦させて頂きました。

人間の縁には、厄介な面もあるが・・・

そんな「人間不信」に陥っていた主人公が、いかにして

再び「人との出会い」を取り戻していくのか?

私たちは、意識するとしないとにせよ、知らず知らずの

うちに「お互いに影響」を与えてしまいます。

良いことも悪いことも・・・

普段何も意識していないだけに、その「些細な影響」が

人の人生を大きく狂わせてしまう可能性に気がつくことは

ありません。

だからこそ、言動というものは「厄介なもの」でもあるのです。

それでも、生きていくためには「厄介なもの」と上手に

つきあっていかなければなりません。

小説の中で、主人公は「七福神巡り」をしながら

「人間関係の妙」について学んでいきます。

いわゆる「意識高い系」の主人公が、元カレに影響を与えすぎて

しまったことから、最悪な結末に彼を追い込んでしまったのではないか?

と、別れた後も無意識に振り返ってしまうことから

「トラウマ」になるという人物設定です。

このような心理描写だけで判断すると、単に「自意識過剰」

お高くとまった「お嬢さん」の話ではないか・・・

と、考えてしまいそうですが、

実際には私たちにも多かれ少なかれ関係のあることなのです。

現代に生きる私たちは、頭で考えるのが先行するようで

この「自意識」には、いつも悩まされてしまいます。

「放置しておけばいいじゃないか」

とは思っていても無意識がとらえて離さないようです。

だから、「自意識過剰」は決して他人事ではないのです。

「生きるために、生きてんだな、人間は。」

元カレの残した日記に書かれた言葉です。

この一見すると、答えでない答えの中に「人生の本質」が

あるのだというところに主人公は導かれていきます。

「人は、お互いに影響されつつ影響されていない」

「一人一人が、独自の世界を生きている」

そこから、「考えすぎる」のも程度の問題だと

主人公は気付いていくのです。

「他人に影響を与えたこと」に過剰にこだわることこそ、

執着して傲慢な態度なんだと・・・

そこから、人の縁の不可思議さを学び取ったようです。

だから、人間関係を「厄介だ」と思って遠ざけるのも

「楽勝?だ」と思って弄ぶのも間違っています。

モノにココロあり!!

この小説のもう一つのテーマは「七福神」です。

「七福神」と言えば「宝船」

昔から「縁起物」として親しまれています。

この「七福神」こそ、「人間関係のあり方」を

教えてくれる大変ありがたい方たちなのです。

江戸時代までの庶民は、「七福神巡り」を

楽しんで暮らしていたようです。

現代社会では、このような「縁起担ぎ」を娯楽と

する習慣は段々廃れつつあるようで残念です。

「生産性・効率性・合理性」が重視される世の中。

人々には、ゆとりがなくなってきているようです。

そのため、世の中にもう一つ潤いがありません。

娯楽といっても、むやみやたらと消費を煽り

中身の薄い「気晴らし」が多いような気がします。

文明は爛熟を極めても、文化がやせ細っていくようです。

だからでしょうか?

「モノよりココロが大切」などという美辞麗句が

もっともらしく好まれるようです。

その割には、ココロが軽視されているような奇妙奇天烈な

世相でもあります。

そういう風潮からか、「七福神信仰」を生活の中に復権させようと

取り組んでおられる団体もあるようです。

「全国七福神連合会」の一色史彦さんです。

モノにもココロにも偏らない「物心一如」

「モノにもココロあり」を提唱しておられます。

21世紀は、これまでの人類史を総決算する世紀になりそうです。

「物質と精神の統合」

「頭と心と魂の統合」

「脳と意識と身体の統合」が、

課題となるようです。

20世紀までの、「大量生産・大量消費・大量投棄」の文化を

見直さなければならない時期のようです。

皆さんも、この「ぐるぐる七福神」を楽しみながら

もっとも「貴重なものとは何か?」を考えてみませんか?

「確たる答えなどなくてもいいのです」

「上でも下でも右左でも後ろでもなく前向き」に進む指針を

もって元気に人生を楽しんで頂ければ幸いです。

なお、本小説以外にも「七福神」をテーマにした

極上のエンターテイメント小説があります。

「はるなつふゆと七福神」

(賽助著、ディスカバー・トゥエンティワン、2015年)です。

「第一回本のサナギ賞」で「優秀賞」となった作品です。

また、「七福神」について詳しく知りたい方には、

①「七福神の創作者」

(一色史彦著、三五館、2007年)

②「福を呼ぶ・幸運を呼ぶ七福神」

(佐藤達玄・金子和弘著、1989年)を挙げておきます。

さらに「おまけ」・・・

本小説は、「東京の七福神巡り」が舞台設定でしたが、

関西の方向けには

「関西七福神めぐり~ご利益コースガイド」

(ペンハウス著、メイツ出版、2012年)があります。

首都圏の方向けには、同書の姉妹版がございます。

それ以外の地域にお住まいの方には、

上記①と②の巻末にそれぞれ紹介されていますので、

ご確認下さいませ。

念のため、「全国の七福神めぐり」の便利なサイト

ご紹介させて頂きます。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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One Response to “中島たい子さんの縁起物小説「ぐるぐる七福神」を読んで、生きる勇気をもらおう!!”

  1. […] 前にも当ブログの「七福神」のテーマでご紹介させて頂きましたが、 […]

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