「まじめ」で「不器用」を自覚されている方は必読!!「受験の神様」和田秀樹先生に教わる!!
「まじめ」で「不器用」なため、
「世渡り下手」を自覚されている方は必読です。
現代日本は、ますます苦しい状態に追い込まれています。
世の中の「価値基準」も、この「失われた20年」で
激変してしまいました。
そんな風潮の中で、「まじめ」で「不器用」な
あなたは「大変つらい立場」に置かれ続けてきたことでしょう。
まずは、「自分をほめてあげて下さい!!」
今回は、そんな仲間であるあなたにこの本をお届けします。
『「まじめ」で「不器用」な自分を誇りなさい』 (和田秀樹著、新講社、2008年)
著者は、「受験の指導者」であり精神科医であります。
近年は、「受験のシンデレラ」という映画の監督
としても注目されました。
管理人が高校生の時に「大変お世話になった」
「受験の神様」でもあります。
賛否両論を巻き起こしましたが、
「受験は要領」
「数学は暗記だ」
少なくとも、管理人にとっては「福音」でした。
当時、受験界でここまで「言い切って」くれる「受験指導者」は
いませんでした。
「小手先のテクニックに頼らない勉強法」
これが「主流」でした。
現在も基本的にはそうでしょうけど・・・
確かに「骨太な手堅い基礎学力」を身につけることは、
「理想」です。
しかし、現代の教育事情で短期間に「相当密度の濃い情報」
を「受験ではき出す」には、この「勉強法」が確実だと思います。
そんな「迷える受験生の本音」を心理面でも知り尽くして
おられただけに説得力がありました。
実際、受験では「答えが決まっています」
純粋な「学問」や社会に出てから必要な「生きる力」とは
全く異なる「特殊限定的な能力」だと思うのです。
また、社会人になってからも、
学生時代から治らない悩みの種である「神経症・不安症」
などへの対処法を教わっているところです。
「神経症・不安症・うつ」などは、「無理に治そうとしない」
方がよさそうです。
管理人も「不定期的に」
悩まされますが、今では死ぬまで「友達」と思ってつきあう
ようにしています。
かなり「やっかいな奴」ではありますが・・・
皆さんの中にも、「まじめ」だとか「不器用」とは
言うけれど、本当は「単なる自意識過剰ではないか?」
と周りの人から指摘されて「傷ついた」方も多くおられると
思います。
そんな「仲間であるあなた」にこそ読んで頂きたいと思い
この本を取り上げてみました。
「あるがまま」って結構大変やね!?
いつものように「前置き」が長くなってしまいました。
「神経症・不安症・うつ」など
「対人恐怖症や社会不安症」で悩まれた方なら
一度は聞いたことがあるかもしれません。
「森田療法」でおなじみの「森田正馬先生」です。
先生の治療法は、禅仏教の影響もあり
日本人に適した「治療法」だと言われています。
西洋の「精神分析」には批判的でした。
現代の「精神医学」では「薬漬け療法」が
まだまだ「主流」で、かえって病状をこじらせてしまう
方も少なくありません。
「森田療法」にたずさわる「精神科医」の方でも
本当に「理解している」とは、とても思われない
方もいます。
森田正馬先生は、基本的に「内観療法」を重視され
「あるがまま」を合い言葉に各患者にあった「処方箋」
を提供していたそうです。
「あるがまま」とはいっても・・・
実際は、患者それぞれの主観的判断になってしまいます。
かえって「あるがまま」の具体的イメージを
「固定的なもの」として「とらわれてしまうのでは?」
とも言われています。
管理人も昔はそう思って随分と長い間「苦しんで」いました。
ところが最近、仕事を一旦辞めてから「気付いた」
ことですが、
「あるがまま=手放すこと」
と確信するに至りました。
「あるがまま=するがまま=なるがまま」
まるで「語呂合わせ」のようですが、
ここに「気付いた」ことで徐々に
「自分の人生の方向性・覚悟」が定まりました。
それからは、だいぶ「落ち着いた」ようです。
将来は、想定外ですが・・・
結局、「まじめ」が一番!!
と、ここまで語ってきて「気付いた」こと
ですが、「まじめ」を漢字で書くと「真面目」
なんですよね?
「本来の真面目(しんめんもく)」と「禅の教え」は言います。
これは、「真我」のことらしいですね。
「自我=エゴ」ではなく、
「真我」
つまり、「たましい」のことです。
ここを目覚めさすのが「人生の究極の目標」だ
とされています。
私たちは、幼い頃から「周りとの比較」の
中で「教育」されてきました。
「自分の価値基準を定めること」は、
今日では「至難の業」でもあります。
社会の「価値基準」もころころ変わるため
「自分の芯」をよほど強く鍛えないことには、
すぐに周りに「流されて」しまいます。
「まじめ」で「不器用」な方ほど、かえって
周りから「自意識過剰」だとか批判されてしまいます。
そのため「実力はあっても自信喪失」してしまいます。
著者は、それこそ「社会的損失」だと言います。
世の中には、「器用貧乏」という「言葉」もあります。
ならば、私たちは「不器用長者」を目指そうではありませんか?
「地味」
「根暗」
でもいいじゃないですか・・・
「地道にコツコツと」
「淡々と黙々と」
ゆっくりと世の中の風景を眺めながら、ともに歩いて行きましょう。
なお、和田秀樹先生の別著に
『まじめの崩壊』(ちくま新書、2009年)
『日本人に合った「こころの健康法」』(新講社、2011年)
があります。
さらに、「森田療法」について手軽な参考文献として
「森田式精神健康法-この名著が「自分のこころ」
を強くする」
(長谷川洋三著、三笠書房、知的生きかた文庫、2005年)
を、挙げておきます。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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