「目に見えないバオバブの木」にご注意!!「星の王子さま」を心眼で読む!!

Pocket

「目に見えないものの大切さ」

日々の生活に追われていると、

どうしても忘れてしまいがちですね。

「現代社会は、全体的にゆとりがない」

「なぜ、些細なことで波風が立つのか?」

こうしたことに、日々「問題意識」を持つ方も

おられることでしょう。

今回は、「星の王子さま」を取り上げます。

「星の王子さま」                     (サン=テグジュペリ著、河野万里子訳、新潮文庫、2014年版第44刷)

著者の「サン=テグジュペリ」は、飛行パイロットとして

第二次世界大戦に従軍。

「空の人」として、「人類の行く末を見つめる」という視点で

創作活動に命を捧げた生涯でした。

ひるがえって、21世紀。

再び、人類は「大きな試練」を迎えています。

「心の危機」

現代社会において、人が「こども」から「おとな」になるとは

一体全体どういうことなのでしょうか?

「誰かのために役に立つ人間?」

その「誰か」というところが、「ブラックボックス」のようです。

昨今は、「こども」の世界でも「スクールカースト=学校内における序列意識」

が、早い段階から植え付けられる環境にあるそうです。

一方、「おとな」の世界は、ますます「金銭的価値一辺倒」で、「人間関係」も

「効率」中心に構築されていっているような気がします。

「本当にたいせつなことは目に見えない」

このことの「価値」に目覚めることが、日増しに高まっています。

わが心の内に育つ小さな「バオバブの木」にこそ注意せよ!!

「レッテル貼り」

「非難中傷合戦」

誰かのせいにしているだけでは、世の中は殺伐とするばかり。

他人や世間を責める前に、

まず「わが心のやましさ」を問いたいものです。

「言葉」には常に限界がある。

だから「誤解」も当然生じてしまう。

このことを日々意識して過ごすと、

周りに見える風景も違ってくると思うのです。

「言いたいことを言うという欲望」

を、いかに制御していくか?

「言葉以外の表現方法」を、いかに磨いていくか?

そのためには、「心の眼」を常に養える「環境」を

自分で意識的に作っていく必要があります。

「自ら感じ、自ら考える」

そのための「英知と英気」を養いたいものです。

「自分のこと=他人のこと」という「世界観」を

確立できれば、「行動姿勢」にも謙虚さが表れてくると

思うのです。

少しでも「他人より優位に立ちたいという欲望」

これが、私がイメージした「小さなバオバブの木」です。

とはいえ、「他人と切磋琢磨して」

よりよいものを「この世界に現出させること」は、

良いことだと思うのです。

ただ、その「よりよいもののイメージ」が独りよがりに

ならないために、どうすればよいか?

私も日々苦労しながら模索しています。

「イメージの方向性とエネルギー」

それを磨くために人は「生かされている」

そんな感じがするのです。

ひとたび「つながったもの」は、無視出来ない!!

皆さんも、日々の「人間関係や社会との接し方」で悩んでいると

思います。

「星の王子さま」も「バラの木」をたとえにして示唆してくれています。

私たちは、あまりにも「言葉」に頼りすぎてしまいました。

そのため、「表情や言外の微妙なニュアンス」を深く読みとる力が

衰えてきたように感じるのです。

「些細なことでひびが入ってしまう。」

「人生における時間の貴重さ」

これも忘れてしまいがちです。

「星の王子さま」は、ガス灯に火をともす「点灯人」をたとえにして

このことを訴えています。

「点灯人」は、私たち大多数のイメージだと思うのです。

「ぼくには、ばかげて見えないのはあの人だけだ。」

「自分自身以外のことをいっしょうけんめいやっているからだろう。」

「星の王子さま」は、「キツネ」との出会いから

「もしきみがぼくをなつかせたら、ぼくらは互いに、なくてはならない

存在になる。きみはぼくにとって、世界でひとりだけの人になる。

ぼくもきみにとって、世界で一匹だけのキツネになる。」

ということを学びます。

「利害関係のあるつきあい」

「利害関係のないつきあい」

現代人は、簡単にこのような「無思慮な言葉」

「人間関係」を割り切ろうとします。

「おとな」になるとは、「想像力を失うこと?」

「なんだか悲しいよね。」

現代社会では、簡単に「人間関係をリセット」

できるという考えがはびこっています。

そのため、あらゆる職場で「離職率」が異常に多いとか。

家庭でも些細なことが原因で、「離婚」

学校でも、いじめがあれば「互いに見ないようにする。

なかったことにする。」

もはや、現代社会では「想像力が異常に欠如」して

しまったのでしょうか?

しかし、それでも「あきらめて思考停止」してはいけない

と思います。

「殺伐とした、空漠とした」社会から、

「温かく、満たされた」社会にしていくために・・・

私たちができること・・・

そのような「知恵」を出し、「勇気」を奮っていくためにも

「目に見えないもの」を大切にしていきたいものです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

sponsored link


 

3 Responses to “「目に見えないバオバブの木」にご注意!!「星の王子さま」を心眼で読む!!”

  1. 1729 akayama より:

     ≪「本当にたいせつなことは目に見えない」≫ 

     「目に見えないもの」湯川秀樹著に、
    ≪時空を統一する四次元的な世界≫とあるのを、数学のシェーマ(符号)での『ジャーゴン(数の核)』に[双対]させて観る。
     「宇宙と人間七つのなぞ」湯川秀樹著に、
    ①  宇宙のなぞ
    ②  素粒子のなぞ
    ③  生命のなぞ
    ④  ことばのなぞ
    ⑤  数と図形(数量)のなぞ
    ⑥  知覚のなぞ
    ⑦  感情のなぞ 
       となっている。

     そして、≪…理論を構築しようとすると、・・・数学的なフィクションに接近しなければならなくなってきた。≫ とある。
       
    ④ ⑤ ⑥ ⑦ を数学のシェーマ(符号)で漠然と[双対](比喩表現)させて観る。

                 ことばのなぞ
     シェーマ(符号)        知覚のなぞ     感情のなぞ
     数と図形(数量)のなぞ
      exp[iπ]+1=0       思考        おもい 
      (オイラーの等式)
       ⅰ (虚数)   運動(前後・左右・上下)  うごく 
      π (円周率)   運動(循環・回転)    めぐる(まわる) 
       1             根本        まとめる 
       0          ソリューション       さばき 
       ∞         飛躍・複雑化・表情・階層  いろどり 

      [1 0 ∞]        ことばのなぞ     
     
    『ジャーゴン(数の核)』 知覚のなぞ 感情のなぞ <生命のなぞ> 
      などなどに[双対性]というか[比喩的]に観るのはどうだろうか?

     ところで、≪「イメージの方向性とエネルギー」…それを磨くために人は「生かされている」≫ との想い(エネルギー)を【数そのモノ】に取り組んでいた頃、

     全称量化子(∀)、存在量化子(∃)と【数そのモノ】の成り立ちを≪「自ら感じ、自ら考える」≫の状況の頃に≪『星の王子さま』の『大切なものは、目に見えない』が脳裏をかすめたのは、この言葉に含蓄があったのではないだろうか。≫と吐露していた。

     【数そのモノ】は、[ことばのなぞ]・[数と図形(数量)のなぞ]・[知覚のなぞ]・[感情のなぞ]・[<生命のなぞ>]などを[双対性]というか[比喩的]にぼんやりとそうなのかなぁー 
         と想える。

     【数そのモノ】の数学は、[インプット]と[アウトプット]を示すもので素人にもその[プロセス]の[ブラックボックス](数学)は、万人が認知(無矛盾)するものになっていなければならない。
     
     [自然科学]はもちろんのこと[社会科学]においても[数学]に≪数学的洗練度≫とのお言葉はない、[エレガント]に解くとは聞くが。

     ≪数学的洗練度≫とのお言葉を頂けなければ、【数そのモノ】の『大切なものは、目に見えない』への[エネルギー]は頓挫していただろう。

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

サブコンテンツ

このページの先頭へ