原口泉先生の「世界危機をチャンスに変えた幕末維新の知恵」「あさが来た」の時代考証家が次世代に伝える士魂再生論!?

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「世界危機をチャンスに変えた幕末維新の知恵」

鹿児島県ご出身の原口泉先生が、世界史の中における

日本の行く末について論じられています。

現在放映中のNHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の

時代考証家としてもご活躍中の原口泉先生の本書を読めば

もっと面白く楽しめる!?

2016年現在、日本国内外問わず、幕末から明治にかけての

時代と同じく厳しい経済環境にあります。

今回は、この本をご紹介します。

「世界危機をチャンスに変えた幕末維新の知恵」         (原口泉著、PHP新書、2009年)

原口泉先生(以下、著者)は、NHK大河ドラマや

現在放映中のNHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』などの

時代考証を担当されてこられた大ベテランの歴史学者です。

鹿児島県のご出身で、本書でも感じられる「ふるさと薩摩」の

愛郷者でもあります。

ご専門は、日本近世・近代史です。

著者は、古くから海外との交易も盛んだった薩摩史から、

世界史的な視点も取り入れた「世界史における日本」を

考察出来る数少ない独創的な日本史学者でもあります。

ところで昨今、「幕末史」に関して、当時の「裏事情」を伝える

奇抜で意表をつくような「陰謀論」めいた「珍奇書」がベストセラーに

なっているようですが、そのような書物は日本の未来にとっても

「百害あって一利なし!!」だと、個人的には感じています。

確かに、当時は植民地になりかねなかった世界史の中における日本でしたので、

今後の日本の方向性を考察するとともに、歴史的反省から「よりよき人類史」を

歩むヒントとしては、学ぶべき点もあるでしょう。

そのことは、プロの専門家である著者も、本書で触れられています。

「ふるさと薩摩」だけに偏重することなく、幕府側の視点も

バランスよく考慮されています。

というのも、幕末の複雑な政局の中心点には、長州藩(現:山口県)や

会津藩(現:福島県)よりも、薩摩藩(現:鹿児島県)が存在していたからです。

当時の薩摩藩は、長らく「佐幕勤王論(公武合体論)」だったからです。

ところが、幕末の土壇場で急激な方向転換が・・・

「革命的倒幕論」に圧倒されてしまったのです。

その「裏面史」には、「世界覇権国の裏事情」もあったようですが・・・

とはいえ、薩摩藩の若き家老小松帯刀や土佐藩の自由浪人坂本龍馬の機転で

あやうく「危機」は乗り超えたようです。

「真相はいつの時代も闇の中」ではありますが、少なくとも

植民地化からは逃れ得たことは、先人に素直に感謝しなくてはなりません。

薩長(イギリス)と幕府(フランス)の利害対立は、世界史的視点から考察すると、

日本国内における「英仏の代理戦争」としての側面もあったようです。

そのことは、本文でも触れますが、「パリ万博」(1867年)における

薩摩側代理人の五代友厚と幕府側代理人の渋沢栄一とのライバル関係にも

反映されていたようです。

しかし、そのことは、本書の<序章>でも触れられている

「若き国アメリカ」でも、事情は同じだったようです。

当時の日米関係を正確に把握しておくことも、本場アメリカですら

現在では忘れ去られようとしているようですが、日米双方の友好関係を

維持していくうえでも、今後とも大切な視点となるでしょう。

つまり、どうやら日米双方ともに、誤解がつきまとっていたようです。

ところで、この肝心な歴史観は、「教科書が教えない歴史!?」です。

そうした「公式史観」の裏側から探る「世界史から見た幕末史(幕末史だけに

限りませんが・・・)」を正確に知っておくことは、今後の日本と世界の

行く末を真面目に考える者にとっては、必須の知識であります。

しかし、あまり政治的なものの見方を入れすぎると、かえって「歴史の本筋」が

見えなくなる危険性もありますので、十分な注意を要します。

その意味で、管理人は常々、どのような立場であれ「煽り言論」には

嫌悪感を抱いています。

「歴史を軽く扱っていると、後々痛い目に遭う!!」

それが、20世紀前半の歴史的教訓でもあります。

また、このことは、2016年現在においても、そのまま当てはまります。

著者が本書で最大限「力点」をおいて考察されているテーマが、

「日本資本主義の歪な経済構造」として、松方正義前田正名の「工農対立」

という視点で触れられています。

前田正名という人物は、管理人も今回初めて教えて頂きましたが、

著者も強調されていますように、もっと「知られてもいい偉人」のようです。

昨今のTPP(環太平洋経済連携協定)やアベノミクスの今後のあり方を

考察していくヒントとしても、大変優れた論考を本書で展開されています。

最近になり、やっと「世界史」と「日本史」の「必修科目(義務)化」が

実現しましたが、現在の政財界の大混乱を見るにつけ、遅きに失したようです。

それでも、選挙年齢も18歳に引き下げられ、今後は「未来に羽ばたく青少年」には

今までにない厳しい賢明な選択が要請されます。

ということもあり、「世界史の中の日本」を学ぶことは、時宜にかなったテーマでも

あることから、心ある青少年の皆さんに本書をお届けします。

「迷った時は、今現在の価値観だけでなく、歴史を振り返って全体的に判断しよう!!」

「賢者は歴史に学び、愚者は現在(己の狭い価値基準)でミスを犯す!!」ビスマルク

この「合い言葉」を胸に刻んで、本書を読みながらともに学んでいきましょう。

南北戦争と幕末裏面史

日本の幕末史は、諸説ありますが、だいたい「大塩平八郎の乱」(1837年)

あたりを境目にして、急激な展開が始まっていったようです。

江戸幕府の三大改革(享保・寛政・天保の改革)は、ことごとく失敗したのが

通説となっているようです。

今ならさしずめ「デフレ不況」の克服に見事に失敗した改革例です。

実は、日本の歴史教科書の悪い点ですが、政治的な視点での解説は多いのですが、

こうしたもっとも大切な「経済的視点」がなおざりにされてきたようです。

そのことは、アメリカの「独立戦争」や「南北戦争」にも当てはまるようです。

日米双方に「経済的視点」での歴史教育が弱すぎるということです。

これも、冒頭で触れましたように「表面的な政治的視野だけで見ていては

恐ろしい歴史的結末を迎えることになる」という教訓です。

ローマ史以来、世界史の恐ろしい法則は、「デマゴーグは経済を語らない!!」

いうことです。

語っても、「パンとサーカス」であります。

最近は、「ビジネス書」でも経済的な視野を幅広く取り入れた「世界史」の

好著に人気があるようですが、これは大変好ましい傾向です。

さて、南北戦争が終結したアメリカ、クリミア戦争敗北後のロシア、

アメリカ市場に販路獲得が見出せなくなったイギリス・フランスなどの

世界覇権国家は、東洋に「新規開拓ルート」を求めていました。

日本では、長崎の出島に限定した海外交易でしたが、オランダ・中国(清国)、

李氏朝鮮を通じて、諸外国の事情を取り入れていました。

昨今は、江戸時代における「鎖国史」も大幅に書き換えられているところです。

やはり、「正確な情報の入手は、複数のルートから満遍なく!!」が、

生き残るための秘訣です。

それはともかく、幕末史における日本国内市場は、こうした世界の列強から

見ると、「垂涎の的」だったようです。

木綿や生糸、金銀などは大量に海外へ流出し、諸物価は急速に高騰のうえ、

デフレからインフレ(当時は、こんな経済用語はなかったようですが・・・)へと

移行し、海外からは「何の役にも立たない」武器が安価で秘密裏に

薩長などの外様藩(倒幕勢力)や幕府側の佐幕藩・勤王藩問わずに

「横流し」されていたといいます。

それも「長崎」で・・・

その陰には、国内外問わずに「政商」も暗躍していたのは事実のようです。

そのことも、著者は触れられていますが、この「国内外の政商の癒着構造」は

日本に限らず、いずこの国々でも今でも存在するようです。

その事例として、現在放映中のNHK朝の連続テレビ小説で一躍人気者となった

管理人の住む大阪ともゆかりのある「五代様」です。

ドラマの設定では、優しく賢く男らしい「五代様」ですが、(公平を期して

確かにそうだったようですが・・・)、薩摩閥の黒田清隆と組んでの

北海道開拓使官有物払い下げ事件

(今風の言葉で言うと、民営化に伴う政財官癒着による汚職事件)

では、「黒い噂」もあったようです。

若い新興国資本主義国家における経済発展過程としては、

よくあるパターンでもありますが、必ずしも「政財官癒着」が全面的に

悪い訳ではありません。

そのあたりも本書で触れられていますが、どうしても急ピッチで

経済促進を図らねばならない事情がある時期には、「上からの経済改革」は

必要となってきます。

著者も詳細に触れられていますが、

「日本の急激な工業化は独立維持のためにも必須」だったからです。

それでも、明治以降の急激な「上からの経済改革」は、あちこちに「歪んだ格差」を

もたらし、日本産業経済構造にも大変な打撃と負担を国民に強いたことは否めません。

このことは、冷静に考察するなら、政治的立場にかかわらず真実であります。

そうした歪んだ「日本資本主義の構造」に問題提起したのが、前田正名でした。

松方正義の「重商主義」VS前田正名の「重農主義」

さて、日本史にお詳しい方ならご存じかと思いますが、

松方正義と言えば、西南戦争直後の政府紙幣乱発によるインフレを収束させた

「松方デフレ」を引き起こした人物として知られています。

「松方デフレ」についても、近年の研究から新たな「再評価」の動きも

あるようですが、今回は紙数の都合上触れないことにします。

それは、今後のアベノミクスによる未曾有の金融緩和の成否を占ううえでも、

大切な視点になります。

とはいえ、現代の時宜にかなったテーマですので、若干触れておきますと、

現代は、まだまだデフレであります。

いくら「デフレは脱却した!!」と宣言されても、おおよそ良心的な経済人なら

膨大な「需給(デフレ)ギャップ」があることは一目瞭然であります。

なにせ、ものすごい数の「過(余)剰経済」なのですから。

確かに、諸物価高騰のあおりで、数年前のデフレ期に比較すれば、「実質賃金」は

目減りしており、表面的には「株価等も高騰(最近は乱高下=不安定??)」して

いることから、若干のインフレ傾向も出つつあるとは言っても、政府も認めている

ように、「マイナス成長」は継続中です。

世間的にも「実質賃金目減り」の中で、「増税」による物価の嵩上げ政策

(インフレ誘導政策)は、評判の悪いところです。

この「嵩上げ政策」がいつまで維持出来るかは、正直言ってはっきりしません。

ですが、仮に「インフレ誘導」に成功し、デフレ脱却に成功した暁には、

厳密な経済事情は異なりますが、「松方デフレ」の歴史的教訓も

決して忘れてはならないところです

松方デフレの時は、インフレ期における「加熱景気引き締め」のために、

増税や民営化をした訳ですが、それでも相当な難航を極め、農村(地方)経済に

窮乏化を強いたといいます。

ましてや、この反対のデフレ期に「増税」を続行し、民営(自由)化を

より一層促進させるような経済政策は、聞いたこともありません。

そこで、現在のアベノミクス「第3の矢(成長戦略)」の将来像を展望する点でも、

松方正義に「意義申し立て」した前田正名の提言に耳を傾けるべき時期が到来した

ようです。

前田正名は、「重商工主義」を採用する松方正義に対して、

重農主義」を採用した人物だとされており、明治の頃の日本は、

今とは比べものにならないほど、「農業国家」だったので、

現在のような「軽農国家」には当てはまらないとの向きもあるようですが、

決して「さにあらず!!」であります。

世界史を選択された方ならご存じかと思いますが、

「重農主義=農業(本位)主義」ではないということです。

前にも当ブログ記事「経済学の犯罪」でも「自由貿易(重商主義)・自由放任主義」

への批判についてアダム・スミスの事例を若干取り上げさせて頂きましたが、

その時には触れることが出来ませんでしたが、ちょうどよい機会なので

ついでに触れておきます。

アダム・スミス自身は、必ずしも「重農主義者」ではありませんでしたが、

「重農主義者=国民経済擁護(内需拡大派)」という意味が、

現代経済では重要な視点として蘇生してきました。

現代における「重商主義への批判=極端なグローバリズムへの批判」と

読み替えなければなりません。

「重農主義」と言えば、いかにも80年前の「おどろおどろしい事件」を

思い出させるためか、現代日本では大変評判の悪い「経済思想」と

なり果てていますが、本来は、そういう極端な「土着主義」を

含んではいないようです。

アダム・スミスは、世界覇権国家(イギリス)の重商主義路線を

批判したのですが、そこでは、あくまで「イギリス国民(内)経済重視」が

主目的とされていました。

一方で、新興国家であったドイツでもフリードリヒ・リストなどが

「国民経済擁護」の視点から、一種の「重農主義」の立場だったようです。

もとは、「農業国家」であったフランスのフランソワ・ケネー

「農業保護」の観点から「重農主義」という経済用語だけが、一人歩きしている

ようですが、この経済思想も、「国民経済擁護(内需拡大重視)路線」を意味しています。

だからこそ、フランソワ・ケネーは、「貨幣論」にも造詣が深かったのです。

外国事情から日本の明治の賢人「前田正名」に戻ります。

このように世界史的観点から考察しても、当時の新興国ドイツ(プロイセン)と同じ道を

急速に辿らざるを得ない厳しい国家情勢にあった日本でも、「工(商)農対立問題」は

火急の課題でもありました。

ですが、この問題はついに解決されずに、昭和の悲劇的事件にまで持ち越され、

戦後の戦勝国による「日本農業国家路線」も冷戦事情などが相次いだことから、

この問題はついぞ戦後も解決されずに、今日を迎えています。

そのような国民にとっても、非常に大切な農業政策に十分な余裕も与えずに

6次元農業化」や「農協改革」など「急進的改革路線」を導入したために、

地方では大混乱を来しているともいいます。

現代のモデルは、オランダ農業のような「酪農国家」を目指しているようですが、

北海道のような地域でない限り、どこでも当てはまる農業モデルではありません。

国土面積の狭い日本で多様な農業政策に取り組むことは、個別農家においては

もとより自由でありますが、農業には「経済的合理性」だけでなく、

「緊急避難産業」の性格もあるために、すべてを「合理性」だけで割り切ることも

出来ません。

前田正名もそのように考えていたようです。

「農業」に付加価値を組み込む「農工一体型6次元産業」も、前田正名は

考えていたようですが、それも十分な「安定基盤」があってのことです。

「農工一体」と言えば、あまり知られていませんが、あの石原莞爾将軍も

戦後の著作集で残されています。

「未来学」にも長けていただけに、この方面での研究成果も参考になりそうです。

ちなみに、石原莞爾将軍とも縁深い母校の図書館で学生時代に読んだ記憶が

ありますが、詳細は忘却してしまったようです。(役に立たなくてごめんなさい)

そこで、さらに連想ゲームのようで話をつなげますが、

本書でも解説されていますように、前田正名の懐刀に若き日の高橋是清

ともに励んでいたのですから、奇遇です。

「苦労者同士、ここでも気が合った!!」のでしょうか?

面白いことに、前田正名は、工業面についても決して無視していた訳では

ありません。

当時「舶来品上等」と言われていた時代に、「国産品」のレベルアップを図るために、

「特許法(制度)」も整備させたところにも、時代の先駆性がありました。

その初代特許庁長官が高橋是清だったことは、前田正名とともに、

もっと知られていいのかもしれません。

高橋是清は、残念なことに80年前に「非業の死」を遂げるのですが、

現在の経済政策を見るにつけ、日本にとっても世界にとっても本当に

「惜しい人物」でした。

こういう時代の分岐点に命がけで活躍した偉人こそ、もっと取り上げるべきでしょう。

そのあたりの現代にも活かす問題提起を、著者も本書で強調されています。

「大切なのは、何が今重要かという問題意識です!!」

この他にも、「西の横綱五代友厚と東の横綱渋沢栄一」など面白いテーマも

満載ですが、そろそろ紙数も限界ですので、今回はここまでにします。

ちなみに、「みんなの??五代様」は、大阪の「阿倍野墓地」に眠っておられます。

「歴女」の方が、お詣りされたら、きっと「五代様」も草葉の陰から

ひっそりと微笑んでくれることでしょう。

あっと、ついでにですが、今年のNHK大河ドラマ『真田丸』巡りを

されるのでしたら、明治以来の殉難者が埋葬されている

「真田山(宰相山公園)墓地」もお詣りして頂ければ幸いです。

大阪にも、まだまだ知られていない「隠れた名所・旧跡」がありますので、

また関連本を紹介させて頂く際に触れさせて頂く予定でいますので、

楽しみにお待ち下さいませ。

まとめますと、皆さんも「裏面史」には、色々と興味関心があるかと思いますが、

結局は、「偏った興味本位の生半可な歴史通では生き抜けない!!」ということです。

また、最近話題のベストセラー氏に対しても、一言もの申すことをお許し頂けるなら、

たとえ彼らの行動に大いなる問題はあったにせよ、

命がけで国難に殉じられた志士の御霊を冒涜することは許されません。

「いつの時代でも、制約がありながらも懸命に生き抜かざるを得なかったのですから・・・」

もっとも、「政治的行動は結果責任がすべて!!」ですので、同じような場面に

再び遭遇した場合には、よくよく「後世の厳しい歴史的審判」の判断対象を

受けることを覚悟しなくてはならないでしょう。

その行動に踏み切る前の事前の「反省材料」としては、「批判的見方」も

重要であります。

それでも、現代の価値基準による「傲慢な視点」で論ずることは、

許されることではなく、「品位にもとる行為」だと思います。

管理人にとっては、関東の方に「新撰組ファン」がおられるように、地元大阪に縁深い

天忠組」に属した「無名の青少年」にこそ、深い愛着と共感を覚えます。

もっとも、現代でも「粗暴な振る舞い」は、厳に慎むべきではありますが、

冒頭でも触れさせて頂いた「大阪の偉人」大塩平八郎とともに顕彰と慰霊を

兼ねさせて頂くとともに、筆を擱かせて頂きます。

いずれにせよ、「世界から再び孤立しない明るい日本を取り戻す!!」必要が

あります。

ということで、本書は好著ですので、NHKの回し者ではありませんが、

残りの朝ドラを楽しみつつ、皆さんもともに

「明日の日本と世界、はたまた宇宙の果て」まで

考察して頂ければ幸いであります。

なお、著者の別著として、

本文では、触れられなかった「小松帯刀と坂本龍馬」について

もっと知りたい方には、

「龍馬を超えた男 小松帯刀」(グラフ社、2008年)

「坂本龍馬と北海道」(PHP新書、2010年)

「龍馬は和歌で日本を変えた」(海竜社、2010年)

また、「幕末の薩摩藩」の政局への影響力を知りたい方には、

「島津久光=幕末政治の焦点」

(町田明広著、講談社選書メチエ、2009年)

をご紹介しておきます。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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